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「大丈夫?ヒナちゃん。」
「みぃちゃん!こ、殺したの??」
みぃちゃんの顔は、嬉しいのか怖いのか
よく分からない表情をしていた。
「殺す必要なんてなかったんじゃ、」
そう言うとヒナちゃんは後退りして、私から距離を取った。
「だって、私のヒナちゃんが汚れちゃうんだもん。こんなのに汚されたら美味しくないでしょ?」
「それ、どういうこと??」
私は床に広がった血溜まりに指を置いた。そして付着した液体を舐めた。
「うぇ、不味い。ほら、やっぱりこんなのに汚されたらダメだよ。ねぇ、ヒナちゃん、、、食べてもいい?」
「ひぃ!やめて、近付かないで!」
ヒナちゃんは走って廊下に飛び出した。
あーあ、逃げちゃった。
まぁいいや。どうせ、この学校からは出られないんだから。
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