第2夜 悪魔の子

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「大丈夫?ヒナちゃん。」 「みぃちゃん!こ、殺したの??」 みぃちゃんの顔は、嬉しいのか怖いのか よく分からない表情をしていた。 「殺す必要なんてなかったんじゃ、」 そう言うとヒナちゃんは後退りして、私から距離を取った。 「だって、私のヒナちゃんが汚れちゃうんだもん。こんなのに汚されたら美味しくないでしょ?」 「それ、どういうこと??」 私は床に広がった血溜まりに指を置いた。そして付着した液体を舐めた。 「うぇ、不味い。ほら、やっぱりこんなのに汚されたらダメだよ。ねぇ、ヒナちゃん、、、食べてもいい?」 「ひぃ!やめて、近付かないで!」 ヒナちゃんは走って廊下に飛び出した。 あーあ、逃げちゃった。 まぁいいや。どうせ、この学校からは出られないんだから。
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