第1夜 髪の毛

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夢、、夢か? 薄暗い廊下。見たことのない場所だ。 そんな場所に立っていた。 でも、立っている感覚というか、足が床についてる感じがしない。温度も感じない。そして、どこか客観的に自分が見える。 間違いない、夢だろうがハッキリしすぎている。 夢ならば、覚めるのを待てばいいのだろうか?それとも、来たことのない場所をさ迷うのもいいのかもしれない。 しばらく悩んでいると、視界に変化が訪れる。廊下の天井には古く薄暗い電球が設置されているのだが、、それが暗くなっていく。 何かが電球に巻き付いているみたいだ。 「あれは、髪の毛?」 真っ黒い大量の髪の毛が電球を覆っていく。暗闇が近づいてくる。
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