操る男

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そして、俺の明るい人生は始まった 俺の仕事を他の奴等にさせて、会社の美人や可愛い女は操って一夜の相手をさせたり、社長に俺の送迎をさせたりと楽しい日々が続いた 世界は俺を中心に回っている 誰も俺に逆らえない、生きる者は全て俺の操り人形だ 金は持ってる奴から貰えばいい 女にも困らない チンピラもヤクザも警察も操れば何も恐くない 「……なんてな、こういうのは調子に乗ると酷い目に合うもんだ」 俺は王や神になったつもりはない 俺は冷静だった あまり調子に乗らず、俺が過ごしやすいくらいに抑えておく テレビドラマや映画でも、こんな力を手にした奴の末路は酷いもんだ
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