操る男

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翌日、いつものように会社へと出勤した 「何だこれは!誰がこんなしょうもない資料を作った!」 朝から上司の怒声が響き渡る 上司の手には俺が作った資料が見える 「あ、俺が作った資料です……」 俺はまたよく分からない説教をくらいに、上司の元へと向かった どうせまた、奥さんと喧嘩したとかで虫の居所が悪いだけの八つ当たりだ 上司の八つ当たりを右から左へと聞き流し、自分の席へと戻った 朝から嫌な気分になったもんだ 俺は気分転換にスマートフォンを起動させた 「ん?これは……」 スマートフォンの画面には見慣れないアプリがあり、目に止まった 俺は操り人形のようなマークのそのアプリを開いてみることにした
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