『音女の音色』

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『音女の音色』

 私の耳に音がしなやかに聞こえる。   それは風の音? それとも川の音?  動物の鳴き声?     私の鼓動の音?  どんな音でもいい。  自然の音は鳴り響く。  声の音波の妖精は近くにいる。  いつも音色を奏でているのだ。  その光景が見えたら人が乙女ならこの妖精たちは音女かな。  同じ読み方でもどちらも愛おしい。  声の発するのも音色であるのだから。
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