師走の別れ

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師走の別れ

ふと目を覚ます午前二時 闇にひっそり浮かぶ虹 星の輝き息潜め 架け橋となれ天の川 ユラリユラリと抱くように 流れ流るは夢心地 あの日あの時あの瞬間 見逃していた暖かさ 母の記憶の片隅に そっと差し出す白い薔薇 今はもう無きその姿 銀河の中で輝いた 師走の澄んだ世界観 鏡に映つる涙には 込めた想いが花となる 一粒一粒丁寧に 意味ない涙なんてない
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