時給戦隊シフトレンジャー

やはり働いたら負けだと思っている

俺とオヤジは顔を見合わせてから二人同時にかけだし自室へと向かった。

俺もオヤジも自分用のパソコンを持っているからだ。まぁ、俺のパソコンはもっぱらゲーム用だったりするわけだけど。後はゲームプログラミングとか。

そんなパソコンでまさか就職支援サイトとか求人サイトを見ることになるなんて夢にも思わなかった。というか俺がそんなサイトを見ることになるなんて思いもしなかった。

大体だ。新卒とかいう最強の切り札使っても、ことごとく失敗し、4次募集で一人しか来なかった会社にしか就職できなかった俺に、働き口があると思えない。

すごい時間の無駄だ。今すぐにでもゲームがしたい。来週から確かイベント始まるはずなんだよな。俺それの準備とかしておきたいのに。

タブを幾つも開いて検索をかける俺だが、ディスプレイにかすかに移る俺の目は死んでいた。やる気がなさすぎて、履歴書の時点で落とされそうだ。

そんな日にはきっといい仕事は見つからない、やめだやめ！！俺はこれよりゲームをするぞ！！

そんな調子で俺はいつものごとく、アイコンをクリックした後に、バックグラウンドで起動。するようにブラウザゲームを起動した。