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――使うもんか。
「もちろんです」
「お待たせー、お茶うけなかったからなんにもなかったんやけど、ごめんな」
「……僕、帰りたいんですけど」
「ほんま愛想のない子やな」
「有難うございます」
その後梨花さんは、別れた旦那さんが警視庁に勤めていること、――おじいさんの仕事がきっかけで結婚したけど
性格の不一致で入籍1週間で別居して桜井に帰って来たことをペラペラと話し、僕は開放された。
思うところだらけだったけれど、長くなるのが嫌で僕はずっと黙って梨花さんの話を聞いていた
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