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「探偵の仕事をしていたのは祖父なんですが先日亡くなったので、ここはもう畳むんですよ。私は孫で、今日は遺品整理に来てただけで私はそうゆう仕事には全く――」
若い女性がそう断りを入れる。
「でも、お孫さんなら」
それに食い下がる様に、僕よりはひと回りか上に見える女性がそう言った
お互い引くに引かない様子で、僕はそのお孫さんとかいう女性の視線に気がついて、慌てて身を引っ込めた。
「ちょっとアンタ!」
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