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完全に授業についていけない恭平の家庭教師をすることになった僕
勝手に梨花さんが『何でも屋』から仕事を受けて、僕にそれを託した。
中間マージンを梨花さんが詐取することに理解しかねるが、直接頼まれたとしても絶対に断っていただろう。
「ニャア」
「クロも嬉しいよねー」
あの日以来、クロは話さない。
といっても、クロが話せるとは僕も知らなかったし、――あんな力があるのも知らなかった。
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