異世界に行ってきます。逝ってらっしゃい

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 何だ、その観察下余命宣告は。私、異世界に着いて早々死ぬのは嫌だけど、三日で死ぬのも嫌なんですけど。 「君、さっきモロって名前付けてたじゃないか!?」  その後、面倒臭そうにハイハイと返事をする美形君は「世話する気があるなら飯をやれ」と私のご飯を促した。そんな女神君は「あっ」という顔をして、肩から掛けていた鞄の中をガサゴソ漁っている。  実はというと今、お腹が空き過ぎて、体に力がまったく出ない状態だ。御飯とは嬉しい。 「小鳥って何食べるかわからないから適当に見つけてきたんだよね。食べてくれるかな?」  そういえばそうだ。小鳥って何食べるんだろうか、私も知らない。種とか虫とか? …―虫?  気づいた時には遅かった。毛がなく目もなく手足もない、一見どちらが頭かわからない、ひたすらうねうねする生き物が目の前いた。  ぎゃあああぁぁぁぁあ!!! ミミズウウウウウウウウウウウ!!!! 「びーーーーちちちちち!!!」 「うーん食べないなー、ミミズは餌認定外?」  餌どころか見るのも嫌だー! 口に押し付けんな!! ひいいいぃぃぃい!! 「違う虫なら食べるかな? この虫ならどうだろ」  ふぁっ!? まだいるの!? 止めてー!!  うわああぁああぁ芋虫ーーーー!!!  この、この、悪魔ーーーー!!!!! 『その日、(勝手に付けられたあだ名)美形君は友人の背を越して、目の前で繰り広げられた惨状を一部始終見ていた。嫌がる小鳥に「食べてー」と笑顔で対応する、楽しそうな友人の姿を』
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