第1話 入学試験と聖なる騎士

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??「やっべ!遅刻する!」 2人の青年は試験会場への道を走っていた。 ??「だから、こういう大事な日の前日は早く寝ろって言ったのに!」 双子の弟である青年、双葉 守(ふたば まもる)は、走りながらも悪態をついた。 ??「仕方ねえじゃん!デッキ調整に時間が掛かったんだよ!」 双子の兄である青年、双葉 鋼(ふたば こう)も、走りながら言葉を返す。 鋼「よし!試験会場が見えたぜ、時間は!?」 守「ギリギリ!」 その後、なんとか間に合った2人は受け付けを済ませ、会場へ入った。 鋼「おぉ、やってるやってる」 守「僕らの日程が、朝一番からじゃなくて良かったよ、本当に」 鋼「まあ、そう言うなって。それで俺の番は?」 守「受験番号の紙と一緒に、簡単な説明のパンフ貰ったでしょ?そのうち放送入ると思うよ。」 鋼「なるほど」 守「あと、僕は別会場だから移動するよ。落ち着いて試験受けてよ?」 鋼「オウ!守も頑張れよ」 守(不安だなぁ…) それから程なくして、鋼の番となった。 試験官「それでは次の方、どうぞ」 鋼「はい!お願いしゃあす!」 試験官「よろしくお願いします。元気があってよろしいですね~」 眼鏡をかけ、優しそうな顔をした試験官は、そう言いながら説明を始めた。 試験官「………以上が説明ですが、何か質問はありますか?」 鋼「大丈夫っす。要は良い内容のデュエルをして、勝てば万事解決って事ですよね?」 試験官「う~ん、まあ要約すると、そうだね。」 試験官は少しだけ、困ったように答えた。 試験官「じゃあ、大丈夫そうなので、そろそろ始めようか」 鋼「はい!」 試験官「それじゃあ……」 「「デュエル!」」
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