第3話 対戦相手は冴えないアイツ

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鋼「さて、確か第1デュエル場だったよな」 そんな独り言を言いながら教室に戻ってきた鋼は、席でデッキを確認している男子生徒を見つけた。 鋼「よう、確か中村だよな?今日の対戦相手の」 少し眠そうな目をしている以外、特に特徴の無い男子生徒は、今まで大して話してもいない鋼にいきなり話しかけられて、少し驚いていた。 鋼「ん?もしかして人違い?」 男子生徒「いや、合ってるよ。俺が次に授業で対戦する『中村 太郎』(ナカムラ タロウ)だよ」 鋼「お、合ってたか。もしかして邪魔だった?」 太郎「え、いや邪魔ってゆうか、いきなり話しかけられたからな……」 鋼「ああそういうことか。悪いな」 太郎「い、いや、別に」 そんな話をしている時、予鈴が鳴った。 鋼「おっと、行こうぜ」 太郎「あ、そうだな」
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