第17章 襲撃

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「おぉ…先生がこんなに早いとか奇跡…」 「失礼な事言ってんじゃねぇよ。お前らには少しでも早く必要最低限の技術を身につけてもらわなきゃならねぇからな。 今日は1日フルに使ってでも魔力感知を出来る様になって貰うからな。今まで散々座学で学んできた事をよーーーく思い出せよ。」 マーカスの宣言に生徒の中からは「苦手だ」「出来ない」等の泣き言が聞こえてくる。 それも当然と言えば当然である。本来であれば実戦経験を積んでいき、卒業する頃に漸くある程度出来る様に なるのが本来のカリキュラムであって、卒業後に文官や技術職や接客業に就く者らは卒業しても殆どの者が出来ない程に習得難度の高い技術なのだ。 「"出来ない"じゃなくて"やるんだ"よ。このクラスで文官だの商人だのになる奴はいないだろう?なる予定だとしても、それが出来るのと出来ないのじゃ今後の生き死ににかなり差が出るからな。」 「戦闘を行わないのにどうして必要になるんですか?戦争でも起きたら文官も商人も前線送りってことですか?」
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