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確かに人間と妖では遥かに妖の方が長い時を生きる
ニャンコ先生だって何年もの時を生きいている内に
レイコさん以外にも
関わった人間を何人見送ってきたのだろう…
この白猫も飼い主を見送ってきたのか…
送る側も送られる側も
覚悟しているとはいえ、
なんて哀しくなんて切ない。
「夏目、人間の想像で全てを推し量るでない」
ニャンコ先生は俺の心の中んだかのように僕に話しかけてきた。
それは何故か
少し突き放す言い方で
何とも言えない寂しさを感じた…
そんな俺を見上げる
白猫が目の前に座っている。
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