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ある朝、目覚めたら
体が痛くて動けなかった。
同じ部屋で
隣のベッドに寝ている
恋人の直人に
「 直人、起きて!
助けて~! 」
「おはよう。亜美、
どうしたん? 朝早くから~」
「体が痛くて
動かんのよ! 」
「はあ? 病院に
急いで行こう」
と、直人は
ベッドから
飛び起きて
ササッと着替えた。
それから、私を毛布で
くるみ、抱き抱えて
車まで行き、病院に
連れって行ってくれた。
九州の佐世保に
ある大きな総合病院に
車で一時間ほどで到着した。
直人は先に車から
降りて
「車椅子を借りてくるよ」
と、行ってしまった。
車椅子を持ってきて
私を毛布でくるんだまま
抱き抱え、座らせてくれた。
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