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彼女は少し間を置き「私とでよければ」と言い、屋上の上る。
「ジャムパン、だけ?」
女の子で少食と言えば通じるかもしれないけど、"気になる"女の子の食生活は何気(ナニゲ)に気になった。
「えっ、あぁ、はぃ」
「食べないと...大きくなら、ないよ?」
舐(ナ)めるように彼女の体を見る。そしたら彼女が小さく拳(コブシ)を握り締めて説得するかのように。
「大丈夫ですよ! 結構お腹いっぱいになるんです!」
その笑顔に騙される事になるとは思って、想像もしてなかった。この時俺はただ、彼女を認識した事しか覚えていなかった。
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