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息を切らせたとこ、奇抜な髪色だけど中学生らしい格好なとこ、可愛かった。
俺がニコッと笑うと、彼女がニコッと微笑んだ。
この時初々(ウイウイ)しい心の持ち主で俺は、いったい何を踏み間違えたのだろうか。
俺の家の着くと驚いたような顔になりキョロキョロしていた。
通りすがるメイドや使用人にもビックリしていた。
所々(トコロドコロ)にある花瓶(カビン)に飾(カザ)ってある花や、部屋に着いて運ばれたティーカップの花柄(ハナガラ)などは微笑んでいた。
こんなに笑ったり驚いたりビックリしたり微笑んだりするその顔を、俺は横目で見ながら微笑む。
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