プロローグ

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ああああ神様、どうして私はこんなに、こんなに好きなのに。 「気づいてくれないの!もう、バカっ」 「は!?なんのことだよ」 悔しそうに瑛心を見ていると、当の本人は軽く私の額にデコピンをした。 逆ギレされても困るよね、うんそうだよね。 だって、私が悪いんだもん。 告白のひとつも出来ない、ポンコツ娘とは、いかにも私のこと。 生まれてから今まで、ずっと一緒。 こいつは、全くもって気づいてないんだろうけど。 私は物心ついた時から、 都田瑛心(ツダエイト)のことが好きなのだ。
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