ープロローグー
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涙が出るが、それを拭うことさえ出来ない。 もう、意識さえ、途切れかけている。 あぁ、どうしてこんなにも。 悲しいのだろう。 生まれてきた時から、私は否定され続けていたのか。 そう思う事さえ、もう、どうでもいいと…。 薄れていく意識の中、ただ、ただ、お父さんの背中だけを見ていた。
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