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小春の家は大学から車で10分程の距離にあった。
俺は車を持っていないので、
小春の運転で家まで行った。
ピンク色の軽自動車には女の子らしく可愛らしいぬいぐるみが飾られていた。
小春の家について俺は驚いた。
そこは駅前の高級マンションだったのだ。
車に乗りながら駅の方に向かっているのは気づいていたが、
まさか駅前だとは誰も思わない。
部屋に案内されると、そこは3LDKの広々とした部屋だった。
いつも小綺麗な格好をしているのは気づいていたが
本当のお嬢様だとは知らなかった。
「お前ん家って…お金持ち?」
俺は小春に尋ねた。
「このマンション、お父さんのなの。」
小春はそう答えた。
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