10人が本棚に入れています
本棚に追加
少し早めに出勤して欲しいと事前に言われていた為、8時30分に到着した。
裏口から店内に入ると慌ただしくスタッフが働いていた。
その様子を見ていた和也は、後ろから声をかけられた。
「ちょっとどいてくれるかい?」
初老の男性がそこには立っていた。
「すいません。あ、今日から働かせていただきます佐藤です。
川崎さんってもう来てますか?」
「よろしくどうも、桑原です。
で、川崎だっけ?
たぶんまだ来てないんじゃないかな。
したら、んー。
事務所で待っててもらっていい?
もしかしたら来てるかも知れない。」
「わかりました、ありがとうございます。」
そう言って和也は以前に面接を受けた事務所へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!