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鏡の中は暗くて、寒い。
今、通り抜けた鏡を触ったら、すでに壁になってた。
「私がさみしくなったら、代わってね。
また、私も代わるから。」
きっと、明も武も順番に代わってくれると思ってた。
《鏡の中なんて無理だ。
美津子には悪いけど。》
《俺、そろそろ塾に行かなくちゃ。》
《もう2度と鏡の中に入るなんて嫌。
きっと、誰かがみっちゃんと代わってくれる。》
何!この頭に直接聞こえてくる声は?
「みっちゃん、先生を呼んでくるから待ってて。」
「先生が助けてくれるさ。」
3人は先生を呼びに、更衣室から出て行った。
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