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ヤバイ…小人達の目が不審者を見る目に変わってる様な
さっき肩を掴んだ乱暴な子は絶対に変わってる!
「記憶が…無いのですか?」
「おいおい!変なのに捕まっちまったな、イルーナ」
「ナナセ、そんな言い方したら可哀想だよ、取り合えず……家に来て貰いましょう」
「はぁ?こんなお荷物連れてくのかよ……」
「イルーナの言う通りよ、可哀想だわ」
小人達が目の前で輪になって話してる……と言うか相談を始めた
どうやら優しい小人さんはイルーナ君らしい
ナナセってのは一番仲良くなれそうにないタイプだ
お荷物って…一応人間なのに
でも、彼の言う事は解るわよ、逆の立場ならイルーナ君みたいに親切に出来ないもん
せいぜい警察に連れて行くくらい
でも…警察なんてこの夢の世界に有るのかしら?
似たような制度はあるかもだけど本には載ってなかったし
まぁ連れて行かれても困るけど
「お姉さん、行きましょ?」
「え?行って良いの?」
色々考えてたら小人会議は終了したらしく、黄色のスカートの小人が私の手を掴むと
この子…女の子なんだ!?
珍しいな七人の小人で女の子なんて…流石夢の世界
「ナナセは口が悪いけど悪い奴じゃないので…さ、行きましょ?そこで話しましょう」
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