魅惑の白雪姫

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狩人風って…そんなエスニック風の料理みたいな… 「じゃあ誰なんだ?一緒に駆け落ちしたのは?」 「ふぅん…王子様、私も質問しても宜しいかしら?」 「何だ?」 「王子様は私が運命の姫ならどうしたいの?」 「それは城に連れて帰るしかない」 「帰るしかない…ねぇ…」 カインの言葉に白雪姫は表情をちっとも変えないで笑ってる 普通なら私みたいに怒ったりするはずだけど…なんか変だよ、カイン君 何だかカインの言葉にモヤモヤするだよねぇ…『連れて帰るしかない』ってのは持ち前のカインの面倒な正確なんだけど…なんか本当に『しかないから』感をかんじる きっと白雪姫もそれを感じてる筈なのに何とも思ってないらしい。 どうやらこの2人は目と目が合って恋に落ちるとかそんな展開では無さそう 「予言の姫を連れて帰らないと国が危ないんだ、だから本当に白雪姫なら…」 「私は王子様の国の為に結婚させられるの?私を幸せにする為にじゃなく?」 「………」 最もな意見だよ…白雪姫。 私もそれは思ったもん…だって普通なら愛しあって結婚ってするもんだもん…それが『仕方ない』とかじゃ…
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