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「ちょ、ちょっと待ってよ!物語が……白雪姫が……っ!」
悪い魔女がリンゴを売りに来るのに白雪姫が居ないんじゃ…と言う事はやっぱり私が白雪姫設定?
「白雪姫って…コイ、白雪姫知ってるのか?」
「え?」
普段ナナセから話し掛けられる事も答える事もなかったけど思わず視線を向けた
「コイお姉さんは白雪姫を知ってるのね?」
「あの、駆け落ちお姫様を覚えてるけど、自分の事は名前しか覚えてないと…」
「エヘヘ…」
サーシャちゃんとシークが私を見ないで呟く
ニーチェだけは私に満面の笑顔見せてくれたけど…皆、白雪姫を知ってるの?
しかも駆け落ちお姫様って…もう王子様とハッピーエンドになったの?
もう…何が何やら解らない
時間が無いと7人は炭鉱の仕事に行ったけどイルーナ君が私に言った
『いいですか、僕達が仕事に行ってる時は誰が来ても扉を開けちゃ駄目ですよ?今、危ない商人が街で悪さしてるらしいので』
危ない商人……現代で言う悪徳セールスみたいなもんか
それにしても…あの後、少し白雪姫について皆が教えてくれた
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