202人が本棚に入れています
本棚に追加
/1149ページ
思わずお母さんにしがみついて質問攻めをしたら当たり前の様に小さい時から言われてる言葉が返された
「またお伽の国の話?まったく…まだそんな夢を見てるの?もっと違う夢を見て欲しいものね」
「……」
「早く降りてらっしゃいね?」
夢…そうか、また夢…だったんだよね?
そうだよ…ちょっと今回は長かったからビックリしちゃっただけで
「イルーナ…ニーチェ…サーシャ、シークにゴメス、ロック…ナナセ……」
思わず呟く小人達の名前
夢ってこんなに鮮明に覚えてたっけ?
7人の名前も街の人で仲良くなった人の名前も…
あの占い師に似たお婆さんの顔も…しかも後、2回って
『3回です、行けるのは…そうしたら指輪は抜けます』
指輪っ!!
昨日、嵌めたまま寝てしまった指輪を見て起きた上半身をまたベットに戻しそうになる
綺麗な3つの硝子玉の1つがなくなってた
「おーい、おはよー!」
「おはよう……」
爽やかに挨拶する同僚の梨子を横目に時計ばかりに目が行く
早くあの変なローブの男の所に…いや、隣の占い師のお婆さんにも会いたい!
当たり前だけど、朝っぱらから2人は居ない
仕事が終わってから寄らなくちゃ
最初のコメントを投稿しよう!