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だって!……嘘でしょ?!
皆……大人って言っても私より年下じゃん……?
それより18歳って大人なの?
そりゃ運転免許も選挙権も持てるけど……まだ高校生だよ
「何ビックリしてんだよ、今はお前の方が歳上かも知れないけど本当は俺達の方が歳上なんだからな?」
「………」
「だからイルーナ達も『お姉さん』なんていらないんだぜ?俺みたいにコイだけで……っておい、コイ!聞いてんのか?」
「……聞いてる」
ナナセが私の前まで来て額を軽く叩くけど私は反応が遅くなる
「ちょっと女の子の額を叩いちゃ駄目よ」
『大丈夫?』とサーチャちゃんがお母さんの様に私の額を撫でてくれる
女の子は貴女の方なのに……うーん……此処まで話して年齢を騙すののも嫌だな
「大丈夫だよ……それに、ナナセは間違ってるわ」
「は?」
他の小人に怒られてるナナセに話し掛ける
そう……間違ってる
私は『コイお姉さん』だから
「皆が私を幾つに見えてるか分からないけど……コイお姉さんで間違いないよ、私は皆の実年齢より歳上だから」
「歳上……なんですか?」
うっ……イルーナ君の目が瞬いた
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