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そのまま私は眠りについた
「こんな所で眠ってたら危ないよ?」
「このままじゃ人さらいに遭うぜ?」
「どうする?」
「どうしよう?」
何だか周りが煩い…そして寒い…2度寝するにしても何か掛ける物…
「放置しよーぜ?」
「可哀想だよ、危ないし」
「でも俺達じゃ運べないじゃん…あっ!起きた!」
何?
目を開けると沢山の人間に見られてた
人間…なの?この子達は子供?
「良かった~危ないよお姉さん。ちゃんとお家で寝ないと」
無言のまま起き上がると眼鏡をかけた子供に声を掛けられる
いや…私はちゃんと家のベットで寝てましたけど?
「何これ!外?」
囲まれてて気付かなかったけど起きて私の世界が広がった
言葉通り広がりまくってた
「ここ……お伽の国だ…」
目の前に広がる景色に疑問よりも嬉しさが溢れる
絵本で見たお伽の国の様な景色
外国のドイツみたいなお家が沢山並んでる!
どう考えても日本じゃない
「お姉さん?」
「ねぇ、大丈夫?」
「頭打たれたんじゃねーの」
立ち上がって辺りを見渡してるとさっきの子供達に声を掛けられ視線を向ける
やっぱり私より小さい…子供なんだ
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