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管理?
何を言ってるの……だけど、私は本当に小石川白雪?
あの時、思った疑問が頭を過る
「あの……私は…」
「後、2回で決まります…いえ、決めて下さい…白雪姫」
「え?」
指輪を見てた私が顔を上げるとそこには誰も居ない
それが余計に男性の言う事に真実味が深まる
…夜の町を歩く人の流れの中に私だけが止まってた
後、2回って…決めろって
『大きくなったらシンデレラの王子様のお嫁さんになりたいです!』
小学校の時にかなり本気で書いた将来の夢
まだ王子様にも会ってないのに…後、2回って…
チャンスが少なすぎるだろーよ!
「あっ!7つ付いたアクセサリー欲しかったのに!チックショー!!」
『時期が決まってます』
次はいつ行けるのだろう?
あの続きから始まってくれるのだろうか?
王子様には会えるのだろうか?
疑問は生まれたが不安は無くなった
ごめん、お父さんお母さん…私はやっぱり王子様と恋がしたいです!
この指輪が抜けるとき私はどちらの世界に居るのだろう?
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