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イルーナ君……その顔が『信じられない』って言ってるよ
ナナセに言われたのは慣れてたけど……イルーナ君の反応にはちょっと傷付くのは何故だろう?
でも、若く見られるのは嬉しいけど流石に高校生は……
『白雪は色気が無いのよ、まぁ…こればっかりは経験だから』
クレヨンみたいな口紅を塗りながら鏡越しに勝ち誇った感じて言った梨子を思い出す
悪かったわね!色気なくて……そんな事は運命の相手が決まってるお伽の国では必要無い……はず
「えっと……皆より4つ上です……ごめんなさい」
手で数字を表して何故か謝ってしまう
「4つ?」
「コイお姉さんは4つ上?」
うぅ……なんか凄く居たたまれない気持ちになるのは何故た!
社会人になって1年目……まだまだ新人でフレッシュな気分だったのに
一気に老けた気分だ
「うん……」
「そうなんだ、凄く幼く見えるのね、異世界の人って」
「異世界人だからかな?コイお姉さんだからかもね」
「でもコイお姉さんはコイお姉さんって事で良いのよね?」
「えっと……」
サーシャちゃんとシークの会話に戸惑いながらナナセを見ると……
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