第1章

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「早く、余計な音は消えて欲しい」 それが、誰に聞かれてもよい 私の、心の声だったが それを言った所で 現実は、何も変わらない。 何だこれは?という 非現実的な現実に 若干だが体が慣れてきた頃 私の頭には では、いったいなぜ自分に? なぜこんな状態に? ナゼ?という疑問が 何だこれは?という疑問でいっぱいだった私の思考の支配率を 急速に伸ばしていったが そんな事を考えても答えは見つかるはずもなく 徐々にその疑問も 完全に消えはしないが、少しづつ薄れていった。 考えても分からないものは 分からないものとして処理をする 人間の脳が持つ 生きるための 思考の選択や処理はすごいなと あらためて感じたりもする冷静な自分も時々出だした頃 もし、 全てOFFには出来ないまでも 聞こえる人のジャンルが選べたら どんなに楽だろうという 消極的な願望が 私のなかで 強くなっていった....
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