面倒事ってのは続けてやってくる

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「あ?なんだハゲ」 「うるせぇ。さっさと答えやがれ。夜霧天魔と千歳明良ってのはどいつだ」 クソが、絶対面倒事じゃねぇか。しかも俺と明良を指名してくるとはな。 明良だけならまだ分かる。明良が持つ情報が目当てだろう。 けどなんで俺もなんだ?俺がぶちのめしたやつか? 「俺が千歳明良だけど………何の用?」 「うちのリーダーが呼んでんだ。付いてきて貰うぞ」 うわぁ………お決まりのパターンかよ。面白味が無い 「………もし断ったら?」 「これを見ても言えるか?」 パチンッと指をならすと道の脇から頭悪そうな連中がワラワラと出てきて、すぐに俺達は囲まれた。 (数は三十って所か………天魔と剛木ならすぐに片付くね) 「なんだ雑魚ばっかりじゃん。おい剛木、昼飯後の運動には物足りないとは思わねぇか?」 「うむ、まったく足りん!!俺達に“運動”をさせたいなら今の三倍は連れてこい!!!!」 バカデカい声で不良共に向けて言った………叫んだの方が正しい気がするが。 その声に不良共は一歩後ずさる。 「チッ、おいテメェら!!何ビビってんだ!!」 ハゲマスクの怒声で持ち直す不良共。 「はぁ、ったく。マジで雑魚じゃねぇか」 俺の言葉に殺気立つ雑魚共。 「………さっきからテメェ何もんだ?」 「俺が夜霧天魔だよ。良かったな、これで容赦なく喧嘩出来るぜ。まぁ」 ーーー俺とお前らじゃ……喧嘩にもならないけどな 「お前ら………情報屋は丁重に扱え。だが夜霧天魔は容赦無しだ」 「暴力はんたーい(棒)」 ブチッ 「行けええええええええええ!!!!」 「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」 最近の若者はキレるのが早いね~。もうちょっとメンタル鍛えようぜ。 「やるかあ!!」 「結局こうなるんだね」 「かっ、分かってた事だろ………すぐに済ませるぞ」 「うん、入学式に間に合わなくなっちゃうからね」 「我こそはと言う者はかかってこい!!」 先ず剛木が突っ込んで薙ぎ倒していく。いや比喩じゃなくて。不良共の顔面に拳を叩き込み、蹴りを不良共の腹にめり込ませる。 「もうアイツだけで良いんじゃね?俺らの出番無いっぽいし」 「そうだね。こっちで見てよっか」 話している間にも剛木はバッタバッタと不良共をぶちのめしていく。 あっ、撃破数が半分越えた
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