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「おはよう。」
目を開けると、目の前に麗佳のいたずらっぽい笑顔があった。
「おはよう。」
また声が裏返ってしまった。
「朝ご飯作ったよ、何にも無かったから適当だけど。」
料理ができるとは意外だった。
テーブルに並んだ物は、一応それらしく見える。
少しだけ見直したな、料理は大きなポイントになりますね。
「ありがと。」
と、テーブルに着くなりコーヒーを飲んだ。
何だか気になる視線を感じて前を向く。
麗佳がこちらを向いて笑っている。
「食べないの。」
と、彼女に声をかけてみると、
「ううん、食べるよ。でも先に食べてみてよ。」
と曰う。
僕は、
恐る恐るスクランブルエッグに手を伸ばした。
普通だ!
僕は思わず神に感謝の言葉を唱えながら、
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