秋風の中で

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 モモは覚醒と睡眠の狭間で感じていたんだ。  でも掌が離れた時にわかった、  これは夢じゃないのねってこと。  夢の中ならカツミは手を離したりしないもの、  ねぇ、  そうでしょ。  何時も繋いでいたものね。  だからそっと目を開けたの。  そうしたらあなたの顔が見えたわ。  でも、半分はまだ夢かなって思ってた。  あなたが話し始めるまで。  カツミは今まで見たことない様な男の子らしい目をしていたよ、  かっこよかった。  そして守る、  誰にも渡さないって言ってくれた。  だから心の底から安心できたの、  ありがとう。
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