再会

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 ベッドの周りを囲む機械達も息を殺して、耳を傾けている。 「君が僕を好きになってくれた何倍も、僕は君が好きなんだ。」 「だからもうさよならは言わないで。僕は何時だって君の側にいて君を守る。」 「誰にも君を渡さない。相手が例え神様だって。」  二時五十三分、 僕はそっと手を戻しモモを見つめる。  こうしている間も時は歩みを弛めてはくれなかった。
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