青い電車 無稽

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 学校の最寄り駅がどんどんと近づいてきて、半ば諦めた時だった。 後ろから軽く肩を二回叩かれて振り返ってみると、そこには見たことのない制服を纏った私と同い年くらいの男の子が私のキーホルダーだらけのケータイを差し出していた。 「ど、どうもありがとう、ございます」 どぎまぎしながら、財布を取り落としそうになりながら受け取った。 しかし、用件は済んだはずなのに、男の子は何故か私の顔をガン見してくる。 もしかして私の顔に何かついているのかと思ってペタペタと顔を触っていると、男の子は唐突に笑い出した。
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