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良化隊が屋上に到着するヘリに銃撃を加えているのだ。そのためヘリは屋上への接近ができないのだ。進藤教官もそれに気付いたのか指示を出した
進藤「俺と相原が裏門に回る!」
人数を把握されないように低い姿勢を保ったまや裏門を狙える位置に移動する。既に裏門には堂上教官と小牧教官が銃撃戦を始めていた
進藤「体に当てる以外だったらどこを狙ってもいい」
こころ「了解」
進藤からそう指示が出てのでこころは良化隊員の足元ギリギリを狙って撃つ
こころ「...しぶとい」
それでもヘリの妨害を止めないので、指揮官であろう人物のマシンガンを弾き飛ばした。さすがにこれには堪えたのか、後退していく。進藤や堂上、小牧の銃撃もあってヘリへの妨害が無くなり、無事に第一便ヘリが到着し第一コンテナを回収し関東図書基地へと向かった
『第2防衛ラインへ退却!』
良化隊が前進を始め、図書隊は退却を余儀なくされた。バリケードを破壊するため良化隊は爆弾を爆破させる
手塚「威嚇射撃じゃ埒があきません!」
進藤「堪えろ!」
高さを利用して撃てるのは図書隊の方がアドバンテージが上だが、無造作に撃てない。またどれだけ狙いをつけても弾が正確に飛ぶ保証はない。死人を出さないためにも無機物を狙うしかない
こころ「なんで...」
こんなに無力なのか
手塚くんが言ったことは最もだった。同じ戦時にいながら、こころは無力だと思った。良化隊は容赦なく攻撃してくるのに、図書隊は専守防衛。図書を守るために戦う図書隊に対して、良化隊は検閲なのか、図書隊への攻撃なのか。それさえもわからなくするような攻撃振り
『...繰り返す第3防衛ラインまで後退中!第2便ヘリ到着!』
無線は色んな人の声が行き交っていた。図書隊は1階にまで押し込まれた。そして第2便ヘリの回収作業が始まった。ほとんどの良化隊員は1階部分を攻撃しているが、後ろにはまだ良化隊員が待ち構えている。しかし屋上の狙撃班の威力は半減
進藤「...合流するか」
進藤教官は私と手塚くんに言う
進藤「俺達でここは抑える。お前らは1階に合流だ」
つまり地上戦に出るということ
館内に押し込まれたため今の状況だったら狙撃班は新人2人が抜けても十分対応できる
進藤「お前達は下の奴らフォローだ。最前線での攻撃は堂上達がやる」
こころ・手塚「了解」
私と手塚くんは4階の本部まで降りてマシンガンを受け取り、1階の部隊と合流した
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