僕の友だち。

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気がつくと当たり一面が血の海。 「お前が悪いんだよ、僕を裏切るから。」 真っ白だった猫を一撫でして、完全に暗くなった路地裏、一人呟く。 僕はしゃがんでいた状態から立ち上がる。 そして路地裏の出口へ向いた。 「汚れたから、公園で洗わないとな。」 僕は最後に一度振り返り、 「バイバイ。」 路地裏を後にした。
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