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鬼が人里から奪った宝物を鬼ヶ島に隠し、オレ達がそれを奪い返す。
それが当たり前だと思っていたのは、最初の千年だけ。
宝物を奪い、鬼を退治したオレは、邪魔者のように味方に止めを刺された。
いつも記憶は定かではない。
たくみな手法により殺害されているんだろう。
それに気がついたのは鬼のお陰だった。
「桃太郎さん、アナタ毎回殺されてますよ？」
1005年の鬼退治の際、鬼から告げられた。
「オレの味方がそんな事するわけない！！」
バッサリと鬼を切り捨てた。
なのに、次の転生の際、鬼はやはり同じ事を言った。
「またお味方さんに殺害されましたね」
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