妖精・八雲ちゃん

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「沢山食べる子供たちと、余り食べない子供たち用になるわね。 カタログを拝見して検討させて貰って構わないかしら?」 朱華先輩は好印象、だったと思う。 ウチのセブソイレブソは本格的な材料ながら、お値段もリーズナブルに設定されているし別料金にはなるがスペシャル包装も出来る。 「大丈夫よ、談吾くん。 貴方はアタシが見込んだだけの事はあるわ」 「アタシがココから、お手伝いしてあげる! サンタクロース専属として、ベテラン妖精のパワーを見なさい!」 八雲ちゃんのおでこがよりピカピカと光り輝く。 羽根を震わせて、キラキラとした輝きをこの街へと振り撒いていく… その八雲ちゃんはオッサン妖精じゃない、楽しそうに遊んでいる無邪気な子どもみたいだった…
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