光輝く妖精さんとオレ

妖精・八雲ちゃん

「１６３２人目の当選おめでとうございます！
貴方のお悩み解決に、サンタクロース専属妖精・八雲ちゃん参上よ」

「サンタクロース専属妖精…」

八雲ちゃん(としておく)は全身タイツみたいな緑色の衣装にピカピカと光り輝く羽根とおでこのオッサン、に見える。
ニコニコと微笑む表情は素敵すぎるが、やはりオッサンだ。

「アタシはベテラン妖精なの。
１６３１人のクリスマスを叶えてあげるお手伝いしてたら、こんなになって…」

「え、えーと八雲ちゃんはベテランって何年ぐらい妖精してんですか？」

「５００年だけど」

５００年、サンタクロース専属として１６３１人もの幸せなクリスマスをお手伝いしていたのなら…オッサンになるしおでこも輝くだろうな。