第1章

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私立大学に入学して、自宅から通える距離ではないから大学の近くにアパートを借りてくれた。 それだけでも相当な我儘だったと、自分では思う。 けれど私の取りたい資格は大学院を出なければ取れないと知って、背中を押してくれた。 そんな両親が誇りであり、同時にプレッシャーであったのかもしれない。 無事臨床心理士の資格を取得し、就職。 周りの友達は「人の心読めるの?すごい!」「私の心読んでみて!」なんて言うけど、 そんなこと、中学から知ってるからなんとなく「働きたくない、かな」って予想がつくだけ。 仲が良ければ誰だってできるでしょ。 .
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