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★ 司法試験を受験することなく、通信教育も
中途退学、ヨーロッパに無謀「遊学」 !
貧乏な両親を捨て、自分勝手な希望で、ドイツ、
フランス、イタリアを徘徊し、2年後帰国。
何をして生き残ったかかは知らない。
兎に角、何とか「アルバイト」で口を漱ぎ(「糊塗する」?)
無事帰国。
そのまま、東京の下宿屋で就職先を探す。
少しは「英語」も使え、国際感覚も身に着け、
マスコミに興味を持った「彼」は無謀にも
大手マスコミに挑戦 !
20代後半、何とか、小さな「専門紙」に職を得たらしい。
外国ニュースを扱うその職場で、まー、満足していれば
良いのだろうが、「彼」の頭は、身体同様、「多動症」気味で
関心は政治へと向かう。
背景には、「貧富の差」の不正義に対する「私憤」、「公憤」
のごっちゃ混ぜがあった。
まだ、社会主義国が存在し、それなりに「資本主義国」の
矛盾に対し、「学費ダダ」、「医療費タダ」、「住居費タダ」
などの「夢のような」現実があった時代である。
勿論、その後歳月は経過し、現在、
1991年12月の「ソ連邦」消滅により、
名称だけの「社会主義」国は、「中華人民共和国」と言う
「超資本主義国」と北朝鮮と言う「異常いびつ独裁国家」と
風前の灯の英雄カストロの「キューバ」、もう一つ、
中国同様、「超資本主義国」となった(ドイモイの)「ベトナム」
があるくらいである。
まー、それはそうとして、「彼」は30代に
「衆議院選挙」に打って出て、見事な「最下位」落選を
経験したのである。
(続)
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