★ 叔父さんの思考は、「宇宙とミクロのごっちゃ混ぜ」 !

15/52
前へ
/55ページ
次へ
★ そして、翻訳、通訳、著述業で生き残る ! 落選した人間を待つのは、選挙資金の借金の返済 と再就職するにも、余りにも「転々とする履歴」に 対する社会の「冷たい目」である。 何とか、就職先を探すも、「どうして、・・を辞めたのですか?」 の理由の説明が、「面接者」の「興味はそそるにしても」、 「集団の一員として」迎え入れるには、ちょっと怯(ひる)んでしまう のが、当然だろうと、「彼」は全く納得なのである。 そこで、拾ってくれたのが、余ゼミ、可愛いゼミ、尊大ゼミに 次ぐ 「準大手」予備校の指導員のポストであった。 これは、学科の専門講師とは別に、受験生の学習指導と 受験の相談、たまには、人生相談などを担当する 新たな分野であった。 結構、「彼」はこの「教育」現場が気に入っていた。 まず、若い連中と接していると、「自分の青春」が いつまでも続く錯覚に陥るのだと言う。 いつまでも「大人になれない」理由をこのように説明する。 えー、話がどんどん、過去の話に遡る形態になってしまい、 下手な「歴史小説」に迷い込みそうになった。 また、「彼」の「歴史小説」ネタには戻るつもり。 結構、ユニークなので。 それはそうと、話がそれたのは、「外人に話しかける悪癖」の ことだった。 (続)
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加