2人が本棚に入れています
本棚に追加
★ そして、翻訳、通訳、著述業で生き残る !
落選した人間を待つのは、選挙資金の借金の返済
と再就職するにも、余りにも「転々とする履歴」に
対する社会の「冷たい目」である。
何とか、就職先を探すも、「どうして、・・を辞めたのですか?」
の理由の説明が、「面接者」の「興味はそそるにしても」、
「集団の一員として」迎え入れるには、ちょっと怯(ひる)んでしまう
のが、当然だろうと、「彼」は全く納得なのである。
そこで、拾ってくれたのが、余ゼミ、可愛いゼミ、尊大ゼミに
次ぐ 「準大手」予備校の指導員のポストであった。
これは、学科の専門講師とは別に、受験生の学習指導と
受験の相談、たまには、人生相談などを担当する
新たな分野であった。
結構、「彼」はこの「教育」現場が気に入っていた。
まず、若い連中と接していると、「自分の青春」が
いつまでも続く錯覚に陥るのだと言う。
いつまでも「大人になれない」理由をこのように説明する。
えー、話がどんどん、過去の話に遡る形態になってしまい、
下手な「歴史小説」に迷い込みそうになった。
また、「彼」の「歴史小説」ネタには戻るつもり。
結構、ユニークなので。
それはそうと、話がそれたのは、「外人に話しかける悪癖」の
ことだった。
(続)
最初のコメントを投稿しよう!