★ 叔父さんの思考は、「宇宙とミクロのごっちゃ混ぜ」 !

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★ 僕、地方の大都会 100万都市の 私立高校の2年生。 叔父さん(僕の母の父の弟) 本当に親族関係の 説明は面倒くさい。図解で棒線使って表示しないと 大混乱する。それは、余り 頭の回転が良いとは言えない 僕の罪? まー、そんなことより重要なのは、 この叔父さん、変人?奇人? どう、定義したらよいのか 僕には判らない。 これから、どんどんその具体例を書いていくので、 お楽しみ ! でも、これじゃー、どの程度の変人なのか、どこで そうなったのか(先天性?後天性=環境説?もしかして、 「神の思し召し」? )かが見えてこないだろうから 出し惜しみの序でに、一つだけ 「エピソード」を 書く。 昭和も最後に近い、つまり、1989年ごろ、東京に 引っ越したこのおじさんについて。 東京は新宿駅・西口、 今と変わらないほど、雑踏、高層ビルがあった時代、 いや、最近の新宿は、その頃の2倍の雑踏、且つ、外人の 比率が並外れて高いのだが、 何と、叔父さんは、それまで居候していた渋谷区の初台から 布団を、今は見ることの機会が減った「唐草模様」の 緑色の大風呂敷(叔父さんの時代は、どこの家にもあったとか) で包んで、「よっこらしょう」と背中に背負って、 「江戸時代の大泥棒」まがいの姿で山手線に乗り、 引っ越し先の「高田馬場駅」まで、その姿を恥じることなく 移動したと、ケロッとした顔で皆に話している。 しかし、60代になった 「彼」(今後、そう呼ぶことにする)は いまは、「流石に、あれはまずかったかなー・・・。あはははー・・・」 こんな「彼」のおかしな言動、行動は尽きることがない。 (続)
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