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「ありがとう、高村くんがそう思ってくれるだけで、元気が出るよ。
気にしなくていいから…中学のときみたいに逃げないよ。
頑張るから…だから、高村くんはモデルの仕事を頑張って。」
「…夕貴。」
「そうね、夕貴ちゃんの言う通りだわ。優人は頑張ってる姿を見せなくちゃ。」
視線は移さず運転する玲子さんの言葉に高村くんが頷いた。
「会えなくなっても絶対忘れない。
いつか…俺が一人前になって世間に認められたら…
いや何でもない。今のは聞かなかったことにして。」
「ウフフ、そうねそれは言わない方がいいわね。」
え、なに!?二人ともなんの話?
「あの…?よくわからないけど…?」
「いいのいいの。夕貴ちゃんは自分の道を突き進んで。優人は私達がサポートしてるから安心していいから。
だけどね、これだけは覚えておいて。優人は浮わついた人間ではないみたいよ。
そうよね、優人?」
「ああ。」
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