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七海は高村くんのことを気に入っていたから、彼と付き合ってることは怖くて言えなかった。
まだ七海のことを信じきれてなかったんだ。
悪いのは私…七海が怒るのも当然だ。
『ゴメンね。
七海は私のことを解ろうとしてくれていたのに、私は信じきれてなかったみたい。
怖くて言えなかった。
ホントにごめんなさい。』
『高村くんのことはファンだよ。個人的に付き合えるなんて思ってないよ。
紹介されたときに何となく夕貴のことが好きなんじゃないかと感じてたけど、夕貴は気がなさそうだったよね?』
『うん、あの頃彼がいたし…なにも思ってなかったんだ。』
『どうして付き合うことになったか明日教えなさいよ。』
『いいけど…実はもう別れたんだ。』
『何で?』
『明日学校で話すよ。』
『そだね、私も直接聞きたい。明日これるの?』
『朝は熱が出たけど、下がったの。明日はきっと大丈夫!』
『分かった、明日ね。今日はゆっくり休んでね。
おやすみ♪』
『おやすみなさい。』
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