第2話

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スースーzZ そー... 起こさないようにそっと近づく。 覗き込んでみると、ベンチの彼は腕で自分の顔を隠すように寝ていた。 あ、この人金髪だ さっきは丸まってて見えなかったけど、俺とお揃いだぁ 「顔...見えないかな」 しかし、いくら待っても起きる気配はない。 それどころか寝返りをした際にそっぽを向かれてしまった。 うわあー悔しいー... でもここまできたら気になるしぃ もうちょっと観察しよ(笑) と、待ち続けて10分。 「ふあぁ...あー...」 ぽかぽかなお昼寝日和。 流石に自分も眠くなってきたようだ。 「やばあー...ねむう...」 ふぁあ あくびが止まらない。 頑張って目を開くが、瞼がだんだん下がってくる。 んぅーもう無理ぃ...(コテン ついに限界を迎えたようだ。 ベンチに頭を預けるようにして寝てしまった。
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