11月

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秋愁に釣られて、思い出なんか辿るからだ… いや違う。 荒ぶる感情が落ち着いて。 思い込みが通じなくなって。 その結果、結歌と過ごした部屋や色んな場所が寂しさを訴えて… 既にその渦に引きずり込まれてたんだ。 キミなんか忘れてしまいたいのに… この環境じゃ、どうしょうもない。 こんな思いをするくらいなら、出会わなければ良かった…! 俺達の過ごした時間に、いったい何の意味があったんだ? キミは俺の心を奪うだけ奪って、 無残に切り捨てて… ああ、そうか。 俺が今まで、やって来た事だ… キミは俺に、罪科を下しに現れたのか。 なら仕方ない… バチが当たったんだ。
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